味カレー(大和製菓):カレーあられの代名詞的存在。パッケージには珍豪ムチャ兵衛(1971年放送のテレビアニメ)にでも出てきそうな、お侍キャラがいます。このキャラには“やまと君”という名前があるとか。お侍さんを使うあたり、さすが歴史のあるお菓子ですね。明治44年から続く5~6年に1度開催される菓子工業組合のイベント、第18回全国菓子大博覧会大臣賞受賞の栄誉を持つ、由緒正しい駄菓子です。
原材料:小麦粉、甘藷澱粉、植物油脂、カレー粉、膨張剤、砂糖、食塩、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア、甘草)、着色料(黄4)
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「味カレー」とは、そのものズバリのネーミングですね。かたちが「かっぱえびせん」そっくりのスナック菓子ですが、味はもちろんカレー味。
私は最初にこの名前を聞いたとき、確かに「カレー味のお菓子」ということはすぐわかりましたが、どんなお菓子なのかわかりませんでした。でも、一度食べれば、これかあ~、です。きっとあなたもどこかで食べているはず。
なぜなら、第18回全国菓子大博覧会※で大臣賞を受賞しているお菓子だから。
けっこう有名なお菓子なんです。
※全国菓子大博覧会とは(Wikipediaより)
日本の地方博覧会のひとつで、和菓子を中心に、洋菓子・スナック菓子等も含めた日本最大の菓子業界の展示会で、全国菓子工業組合連合会(全菓連)などが主催している。略称は全菓博(ぜんかはく)、菓子博。1911年、東京・赤坂で行われた第1回帝国菓子飴大品評会が始まりで、以来、不定期に(5~6年に1度)各地区持ち回りで開催。
大和製菓さんは長崎県佐世保市の菓子メーカー。残念ながらホームページはありません。
同社にはもう一つ、「かめせん」という亀の甲羅模様の、あられのようなせんべいがありますが、ともに個性あふれるロングセラーです。
大和製菓の“やまと君”おすすめのスナック菓子「味カレー」。カレーライスを食べた気分には…なりませんが、カレーライスを食べたい気分には、なります。
それにしても、なぜ日本人がカレーを好きになったのでしょう? 名古屋ではカレーライスだけでなく、カレーうどん、カレーそば、カレー丼、カレーラーメン?なども人気があります。
たぶん、カレースパイスの味が、日本人がむかしから大好きだった「米」と「麺」にぴったりフィットした、ということでしょうね、きっと。
そういえば近年、CoCo壱番屋や金沢カレーなど、ご当地グルメから全国進出をはたしている専門店が増えてきました。
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