駄菓子文学館「その名は“とんやすい”」

駄菓子文学館

作者:みんみんさん(愛知県)

私の駄菓子屋の思い出。そのお店は「とんやすい」です。
名前の由来は、問屋と安井(安い)からだと・・学校から帰ると直行。絶対に買うのが、棒ジュース(オレンジ味)カレーせんべい UFOチョコカステラ、いかげそ(もんじろう)フィリックスガムでした。
文具玩具も揃っており、ビニール縄跳び(黄色が跳びやすい)、ゴムテニスボール(柔らかくてよく弾む)がお気に入りでした。
おじさんは店の奥で作業があると少しの間だけ店番をさせてくれました。
引き出しのある小さい小箱に小銭が沢山。ぺたんこの座布団に座って「はい、10円でーす。ありがとうございましたー」
私は内気な性格でしたが、この店番が楽しくて大好きでした。
おじさんの優しい笑顔といつもあったかい大きい手のひらは、忘れません。
当時、一番大好きだった場所「とんやすい」です。

【第7回駄菓子文学賞 選外作品 2014年4月】

コメント